象牙質とは

歯の大部分は象牙質によって構成されています。


歯冠部では表面をエナメル質、歯根部ではセメント質に覆われており、内部に歯髄が存在します。
そして、その間の部分は象牙質になります。


象牙質はエナメル質より弾力性があり、歯に加わる衝撃を逃し、歯を割れにくくしてくれています。


象牙質の7割りがヒドロキシアバタイトというリン酸塩鉱物で構成されています。残りの2割りをコラーゲン繊維などの有機物と1割りの水で構成されています。
ハイドロキシアバタイトは骨を構成する主成分でもあり、人工骨などにも利用されている物質です。


象牙質までむし歯が達したものをむし歯の進行度合いの1つでC2と呼びます。


象牙質はエナメル質より柔らかいので、
歯科検診でC2と言われたらむし歯が急速に進行し、痛い思いをするかもしれないので気をつけてください。


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