錦部のシャープニングへのこんな疑問
「フェイスをシャープニングする」というのはいろんな想いで受け止められます。
良い意味で「驚き」と「新鮮さ」をもって受け止められることもあれば、こんな疑問もあるようです。
「フェイスをシャープニングして早く摩耗しないの?」
どう思われますか?
私たちはこのように考えています。
側面のシャープニングと
フェイスをシャープニングの耐久性の比較
一言で言うとフェイスをシャープニングすることでの「器具の耐久性」への疑問です。ハンドのキュレットなどの刃は、器具を正面から見た時の横の厚みと縦の厚みでは横の方が厚くなっています。
つまり、
側面をシャープニングしてもなかなか細くならない = 耐久性がある
と考えられるのです。
ここから、「フェイスをシャープニングするとすぐに器具が薄くなり使えなくなってしまうのではないか」という疑問が起こるようです。
これは実際にたまにいただく質問です。
例えば、これはもし、側面をシャープニングする時とフェイスをシャープニングする時に同じ削り量ならば、側面をシャープニングする方が長持ちします。
ただし、同じ量を削るならばです。
しかし、これまでのシャープニングストーンやそれ以外のシャープニング器械で、側面をシャープニングして削る量と、なでるDAKE(錦部のシャープニングで使う「シャープニング専用超音波チップ」の名称)でフェイスをシャープニングして削る量ではなでるDAKEで削る量の方が圧倒的に少ないのです。
と、こんなこと書きますと「何で、そんなこと言えるの?」と思いますよね。その証拠は???
錦部のシャープニングのもう一つの大きな特長
これはシャープニングする砥石の荒さから判断ができます。
例えば、なでるDAKEの砥石番手は購入いただいた先生なら分かるかと思いますが、ちょっと企業秘密ですので詳しくは言えませんが、あなたが今お使いの砥石の番手が例えば、300番程度なら、なでるDAKEと比べて約2倍削ってしまっています。
砥石は荒いほどよく削れるのです。
これに加えて、これまでのシャープニングとなでるDAKEでのシャープニングでは、完成までの削る回数も違います。
なでるDAKEは数回砥石を動かせばよいですが、他のシャープニング方法ではどうでしょうか?
あなたは何回くらい削っていますか?
その回数でも削り量が変わってしまいます。
結論ですが、キュレットの横の厚さと縦の厚さを比較して、砥石の荒さや砥石を動かす回数などを考えれば、フェイスをシャープニングしても、これまでのシャープニング方法で側面をシャープニングするばらば、器具の耐久性が落ちるということはないのです。
しかも、なでるDAKEはフェイスがシャープニングできるのが大きな特徴ですが、
「器具の側面」もこれまでのどの方法より確実に簡単にシャープニングできるのも、もう一つの大きな特徴なのです。
ですので、フェイスをシャープニングするとこれまでより耐久性が落ちるのではという質問自体がなくなります(笑)
ということで、本当の結論は、錦部のシャープニングは
側面とフェイス、両方シャープニングするの
ですから、より長持ちするわけです!!
そもそも、これまでのシャープニングではきちんとシャープニングが完成しませんので、まずはきちんとシャープニングが完成する方法を選ぶのが先決ですね(笑)。
これまでのシャープニングがきちんとできない理由
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