排除するべきムダと排除してはいけない無駄

2007年より直販をはじめたところ
凄い数の試作が舞いこんできました。


先生や教授、商社さんやメーカーさんまで「待ってました」という感じです(笑)。


長い方ですでに1年半くらい待っていただいていますが
試作は非常に時間がかかります。


超音波チップの製造工程は私ども錦部製作所では
100以上の工程を経て、完成します。 試作で10本しか作らない時でもこれは同じです。

時間がかかる一つの要因は、各工程での段取りです。
中には3時間セッティングをして加工は10分という工程もあるくらいです。


その工程を全て経て試作品が完成するのですが、
その間にその3時間かけてした段取りは別の段取りにします。
1回で試作が成功するということはほぼありませんので
また、段取りを一からやります。


そして、これを完成するまで繰り返します。
膨大な時間が必要なのですが、少しでも時間を短縮するために
ある方法をとります。


3時間かけて段取りをするので、例えばその工程で
太さの違う穴をあけてみようというときは
どれがううまくいくか分からなくても
数種類のドリルを揃え、いくつも試作品を作ります。


当然、コストはかかりますが、段取りを何時間もするよりは
いいという判断です。
もちろん、この中の何本かのドリルは確実に無駄になりますが、
この無駄は仕方のない無駄です。


同じいらないドリルを買うのでも本当に無駄で排除しなければ
ならないときと排除してはいけないときがあります。


これは実は人材育成こそ言えます。

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