全てを教えてはいけない。なぜ?
何をするにしても無駄はでるのですが
その無駄を全て排除すると、逆に後々弊害がでることがあります。
特に人を育てるときがそうです。
私たちですと手仕事が多いですので
みるみるうちに成長する、ということはありません。
そこで早く戦力になってほしいと
一から十まで手取り足とり教えたくなるのですが、
できればそうしないように心がけています。
その理由は・・・・・。
人は全てを教えられない
例えば、何かの資料を作るために
あることを調べなけらばならないとします。
そのとき、それをすでに本で調べ知っている人に聞くか、
それを自分で本を読んで一から調べるかかで、
得る知識には大きな差が出ます。
よくも悪くも教えてくれる人は、自分が本で学んだ
ことを全部ではなく、必要だと思うところを抜き出して
おしえてくれるからです。
時間はかかりますが、この作業の積み重ねが
後々大きな差となると考えています。
とは言え、何でもこうしているわけにもいきませんので
教える内容によりけりなのですが・・・・・
こんなことを考えながら若い職人を育てています。