私が通っている歯医者さんを信頼する3つの理由

前回の続きです。


私が今、通っている歯医者さんを信頼するようになった理由は
3つです。

 1.先生と衛生士さんの細かな説明や気遣い 

これが一つ目です。
説明とは初回に行った時の治療計画などの
いわゆるインフォームドコンセントではなく
毎回の治療しながらの細かな説明です。

「今日は4番と5番の歯石除去をしていきますが、
歯周ポケットが深いのでちょっと痛いかもしれません。
痛かったらすぐに言ってくださいね。」
(私はこの程度の専門用語は分かるので先生は
こんな感じで話します。一応念のために)


「来週は上の左の1番から3番をやりますが、
ちょっと我慢がいりますね。
右はもっと我慢が必要ですが・・ハハハハ
あんまり痛かったら麻酔うちますね。」とか


衛生士さんも歯石除去をしながら

「今、痛いですか?」

「痛かったらすぐに言ってください」

これは言い方もあるかもしれませんが、
私の担当の衛生士さんの場合、感情がこもっていて、
私には「痛かったらすぐに本当にすぐに言ってくださいね」
くらいに聞こえます。


 2.先生と衛生士さんのやりとりからの雰囲気 

私を担当している衛生士さんは
衛生士さんになって半年くらいです。
ですから技術は未熟なのだと思います。


先日もこんな会話が頭の上でありました。


先生「そこは近心側に斜めに力を入れるようにしてやるといいよ」
衛生士さん「はい」

衛生士さんが素直に先生の言われた通りにやってみる。


他にも今日の予定除去部分が終わり、
衛生士さん「先生お願いします」
先生「はい」

先生のチェック。

先生「うーんよくとれているね。ただ、ここが少し残ってるね」
衛生士さん「あー、そうですね。はい」

やり直す。


これ、言葉では分かりづらい他愛もないやりとりですが、
こんなやりとりで先生や衛生士さんの
雰囲気や人柄みたいなもの。そして先生の技術や
教わる方の技術への向上心などが伝わってきたりします。


これが2つめです。


 3.技術 

私は今、歯石除去の治療を受けています。
歯石除去に関する技術になります。


私は前回、その歯医者さんがうまいかどうかは、
実際に治療をする先生か衛生士さんにしか
分らないかもしれないと感じていると書きました。


ただ、うまい歯医者さんではなく、
うまくない歯医者さんは分かると思っています。


ここからはもし、先生や衛生士さんで
そうじゃないよと意見がありましたらどんどん教えてください。


歯石除去の場合、ある場所は麻酔をかけない限り、
誰がやっても痛い。
それは縁下、いわゆる歯周ポケットです。


ですから歯周ポケットを歯石除去していて
痛くてもうまくないとは思いません。
ただし、縁上の歯面をやっていて
痛い場合は、私は質問するかも知れません。
なんで痛いのか。


もし、超音波スケーラーという器具を使っていた場合、
パワーを上げすぎているか、超音波チップがよくないか そんなことも考えると思います。


幸い私の場合、衛生士さんがやっても
歯面で痛いということはないので、信頼に繋がっています。


それとこれはこの間、聞いた話ですが、
下の歯より上の歯の方がだれでも痛みを感じるそうです。
ということは、上の歯が下の歯より
痛くてもやはり下手だとは言えないということになります。


 余談ですが・・・・ 

これはおまけですが、
私は器具をつくるプロだからというわけではないのですが、
器具や機械に対する姿勢も気にしています。


ちょうど昨日テレビ東京の「ルビコンの決断」という番組でも
やっていましたが、ゴルファーの石川遼選手はヨネックスと契約しています。
しかし、ヨネックスと契約する際、
「最初の一年は、どこのメーカーのクラブを使ってもいいという条件でお願いします」と言ってきたそうです。


理由は急にクラブを変えて、調子を崩したくないから・・・・


これはメーカー側からすると屈辱的なことですが、
選手としては譲れない条件だったようです。


また、野球のイチロー選手も湿気によってバットを変えたり、
ヘンス際でキャッチしやすいようにグローブの先端をわざと柔らかくしたり
さまざまなところにこだわりを見せています。


弘法は筆を選びます。

私が通っている歯医者さんはこの辺もすごいです。
機材に対する研究心ですね。


ちなみに歯石除去の超音波チップは、
私たちの製造する超音波チップを使ってくれています(笑)。
しかも、頻繁に交換してくれています。


このあたりも信頼している理由ですね。


 信頼できる歯医者さんを見つけるヒント 

ながながと書きましたが、
今日は書いたことは自然と患者さんが感じていることだったり、
質問してみれば分ることだったりします。


まずは自分がそんな歯医者さんだったら信頼できるかを
自分自身に問いかけてみる
といいと思います。


最後に私が信頼できる歯医者さんを見つけるヒントを少し。


今日書いた、私が信頼した3つは
全て歯石除去を受けていて感じたことです。


歯医者さんでは様々な治療を受けますが、歯石除去を受ける方は多いと思います。
この歯石除去をしてもらうときの対応や技術で一つ判断材料にする というのもありだと思います。


例えば、

歯石除去の器具にこだわっている → 他の機材にもこだわりがある

歯石除去が丁寧 → 他の治療も丁寧

歯石除去のとき細かい説明をしてくれる → 他の治療も細かい説明をしてくれる


こんな感じです。

歯石除去の器具にこだわりがなくても
他の機材にこだわりがある場合もあるでしょうが、
それはそれで問題がありますよね。


しかし、信頼できる歯医者さんを見つけるには患者さん側も
学ばなければなりません。患者力のアップです。
歯石除去に関する様々なことはこの錦部製作所のブログで
学べます。


ぜひ、知識をつけて自分に合う歯医者さんに出会うことを祈っています。



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2 Responses to “私が通っている歯医者さんを信頼する3つの理由”

  1. ぶーすけ より:
    歯科器具職人さんは とてもよい歯医者さんに
    巡り合えたんだなーって 文面を読んでいると伝わってきます。
    その歯科医院でのドクターも 人を育てるのがすごくじょうずなんだな。。。。って
    いつも思って読んでいました。

    そして うまくない歯医者さんはわかる。。。というところ

    確かに 伝わりますよね。

    私も最近 自分が患者さんなのでいろいろんるほどなーって
    思う点がありましたので とても勉強になりました。


    ちなみに 私がいいと思う歯医者さんは。。。

    1.待合のトイレがとても綺麗で 衛生面に気を配っている。
    2 消毒に力を入れている(なかなか分かりづらい点ですが)
    3・細かいこともきちんと患者さんに説明する←歯科器具さんといっしょですね。

    やはり いろんな会話人間関係 聞き耳たててきいちゃいます(笑)
  2. ぶーすけさん

    おはようございます。
    院内の人間関係ってそれとないやりとりで
    伝わったりするんですよね。
    そして患者さんと先生・衛生士さんもやはり人と人ですので
    どちらも気を使いあえたらいいなーと思っています。
    最終的にはこの人に任せようみたいなところもありますので。

    それにしましても消毒に力を入れているというのは、
    深いですね。

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