スケーリング上達のための基礎知識
一つはハンドのスケーリング。もう一つは超音波スケーラーを使ったスケーリングです。
私どもは超音波スケーラー用チップのほぼ専門メーカーですので、実際に製造する職人でしか分からないスケーリング上達方法を少し、書いてみたいと思います。
今日はまずは知っておきたい超音波スケーラーを使う際の考え方です。
これを強く意識すると
超音波スケーラーでのスケーリングが変わります
まずは超音波スケーラーの最大の特長はなんでしょうか?ちょっと考えてみてくださいね。
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超音波スケーラーの最大の特長は、ハンドピースの先端に取り付けられた超音波チップが
手を動かさなくても勝手に動いてくれることです。
そうですよね。
逆に言うと、「勝手に動いてしまう」のが超音波スケーラー用チップです。
しかも一秒間にどれだけ動くか分かりますか?
数万回も動くのですよね。
一分間ではないですよ。一秒間ですよ。
どれだけ早いか頭の中で思い浮かべてください。
本当に思い浮かべてくださいね。
頭の中で超音波チップの動きは見えましたか?
見えないですよね。
それだけの早さで動いているのです。
ですので、超音波スケーラーはちゃんと使いこなしていれば、良い器具ですが、逆に使いこなせていないと「患者さんに痛い思いをさせる器具」になってしまいます。
これをまずは、しっかりと頭に入れてください。
医院が患者さんに提供しているもの
そして、もう一つ。ザックリ言いますと、先生や衛生士さんは、仕入れた超音波チップに術者の技術を加えて、患者さんにて提供しています。
つまり、超音波スケーラーで、いかに快適に患者さんに治療を受けてもらうかは、
「超音波チップの性能」 + 「術者の技術」にかかるわけです。
これももう一つよく頭に入れてください。
勘の良いかたなら分かるかと思いますが、超音波スケーラーでのスケーリングもハンドでのスケーリングも「道具の性能とそれを使いこなす技術」が重要となります。
そのために必要なのが、まずは道具に対する「知識」です。
超音波スケーラーでのスケーリングはまだまだ知られていない知識がたくさんあります。
こちらの小冊子なども参考にされてみてください(無料です^^)。
カテゴリー[歯科医師さん向け]