国産の歯科器具(キュレットやスケーラー)事情
錦部製作所でも、数十年前まではキュレットやスケーラーなど、百種類以上の歯科器械を製造していました。
こんな感じです
↓
価格競争の中で
下記のような感じ歯科器械を製造していました(ほんの一部です^^)。このようなキュレットやスケーラー、ラウンドエキスベーターや充填器などを作る業界を「鋼製小物業界」などと呼びます。
そして、これらを「棒もの」と呼んだりします。
(超音波スケーラー用チップには棒の部分はありませんの棒物とは言いません^^)
日本の「鋼製小物業界」はとても狭く、棒ものを作る職人はだいたい顔見知りか、そうでなくとも名前だけは知っていたりします。
ただ、錦部製作所の現社長が20代の頃(約50年前)は50名くらいいた職人も今は、10名程度ではないでしょうか。
日本の棒物の技術は世界にも負けませんでした。
現在の国産の棒ものの状況は、原材料の高騰と機械化の波、そして価格競争の中にいます。
キュレットなどを製造する時の一番のポイントは、「研ぎ」です。
そして、この研ぎは今だにどのメーカーでも手作業です。ということはメーカーごとの違いがでるのも「研ぎの仕上がり具合」となります。
錦部製作所は棒ものからは手を引きましたが、その中で頑張っている方もまだまだいます。
デンタルショーなんかに行きますと小さなブースですが、こうした棒ものを作っているメーカーが出展していることがあります。
よろしければ、どんな刃がついているかを中心にどうぞ覗いてみてください。
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カテゴリー[歯科医師さん向け]