超音波スケーラー用チップをトルクレンチで締めるときは気を使ってください!
工業界ではネジの締め方というのがあり、新入社員が入ると教えたりしまます。
「えっ、そうなの。適当に締めればいいんでしょ」と思われる方もいるかと思います。
まあ、その通りなんですが。知っていて損はないかなと思います。
ネジが壊れる可能性があります
簡単なことなんですが、意外となってしまいがちなのですが、「ねじが斜めに入ってしまい、途中で動かなくなってしまう」。こんなときがありませんか?途中で止まってしまったのをあれ、きついなとレンチで締めてしまい、ネジが壊れるという結果に・・・・
ネジを締める基本は「対象にくっつくまでは手で締める」。これです。
超音波チップの場合ですと、ハンドピースに手で超音波チップを持ってねじ込んでいき、ハンドピースとの接合面までくっついたらそこではじめてレンチを使って「キュッ」と締めます。これが基本です。
安全性などのために超音波チップにトルクレンチがついている場合があります。
ケースからトルクレンチごと取り出して、そのままハンドピースに超音波チップを取り付けられるのですが、トルクレンチで最初から取り付けるときは、少し神経を使ってまっすぐに入るように気を付けながらねじ込んでください。
もし、途中で違和感があったら、もう一度緩めて、斜めに入っていないか良く見て、もう一度締め直すといいでしょう。
違和感があったときに締め続けると、斜めに入ってしまっていた場合、ネジが壊れる可能性があります。
できればトルクレンチから超音波チップをとって、接合面にくっつくまでは手で絞めて、最後はトルクレンチで締めると良いと思います!
(そうするとあのレンチの意味がないか。でもネジが壊れるよりは良いですね)