残っている歯が多いほど治療費が安くなります

8020運動。

もちろん歯医者さんや衛生士さんは知っているかと

思います。歯科関係以外の方はいかがですか?


これは80歳になっても20本以上の歯を残そうという

運動です。この運動の20周年を機に

長野県歯科医師会は、

「噛むという行為が全身の健康とかかわりを持つ」ことを

検証するための調査をしました。

その結果で残っている歯と治療費の関係も分かりました。

 65歳以上になって歯がたくさん残っているほど治療費が安くすむ 


この調査は、「噛む」ということが

全身の健康とかかわりがあるか、というのが

目的です。


つまり、私がhttps://www.nishikibe.co.jp/blog/tyal/うまい歯医者さんの選び方の回で

書きました、自分の歯で噛めないと食事がまずく、

食が細くなり、栄養がとれずに健康にさしさわる。

ということが数字でどう表れるのかとういところでもあるのですが。



下記のような結果がでました。


残っている歯が20歯以上の割合は、

65歳から69歳   63.4パーセント

70歳から74歳  52.8パーセント

75歳から79歳  38.7パーセント

80歳以上     22.4パーセント


そして


全体では


20歯以上残っているのは、46.3パーセント

15から19歯は16.1パーセント

10から14歯は13.4パーセント

5から9歯は11.4パーセント

0から4歯は15.3パーセントなりました。



そして、今日の記事のテーマ
「残っている歯と歯科の平均治療費の関係」ですが

一件当たり

0から4歯は1万6674円に対し

20歯以上は1万4382円で


2千円以上違います。


また歯科以外の医科の外来は

0から4歯は1万4148円に対し

20歯以上は1万2851円で、


さらに外来入院の平均では、

0から4歯は2万4814円に対し

20歯以上は1万7648円で

7千円以上安い。

歯が残っていれば残っているほど

治療費が安くなる傾向が見られ、

歯を大切にすると全身の健康にもよいという

ある一定の結果がでたと思います。


前回お話しした40歳以上の方が歯周病に

関心が高くなることと併せて考えますと

こんなアプローチはいかがですか。


「年金をもらうようになったときに

治療費を安くするために40歳を機会に

定期健診を受けませんか」


ちょっとださいですかね。では、もう一つ。


「歯が多いほど将来の治療費は安くなります。

40歳という節目に歯周病予防の扉をあけませんか」


やはり。キャッチコピーは本業ではないのでうまくいきませんね。


こういうのは衛生士さんなどの女性の感性が

いいかもしれません。


ぜひ、患者さんへのアプローチのひとつとして

会話などにもちりばめてみてはいかがでしょうか。


カテゴリー[歯科医師さん向け, 歯科衛生士さん向け, 患者さん向け, 歯医者さんのためのマーケティング]

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