歯医者さんでも同じ手法が使えます
仮面ライダーWというのをご存知かと思います。
現在、セブンイレブンでセブンイレブンを
4か所回って、スタンプを集めると
この仮面ライダーのカードとシールをもらえるという
スタンプラリーをしています。
私にも、5歳と3歳の息子がいます。
2人とも仮面ライダーWが好きですので
スタンプラリーに参加してみました。
しかし、4件のセブンイレブンを回りながらふと気になったことがあります。
なんで、セブンイレブンはこういう企画を立てたのだろうか? みなさんはどう思われますか?
セブンイレブンを強く意識させる
私ははじめ、ついで買いを狙っているのかな、と思いました。
スタンプを押すためにはセブンイレブンに
入らなければなりません。
すると子供が、「おかし買って」とか
「喉が渇いた」などと言って、購入する。
しかし、子供たちは早く、4つ集めてカードとシールが
ほしいのでお菓子などには目もくれません。
(私の子供たちですが)
ならば、どうしてこんな企画を?
私が今回のスタンプラリーで一番、頭を使ったのは
どこにセブンイレブンがあるかな ということでした。
少なくとも4件思い出さなければなりませんが、
実際は5、6件は思い出すことになります。
そして頭の中でそこから最短ルートの店を並べてみたりしました。
中には、ネットで検索した人もいるかもしれません。
これが狙いなのかな、と思いました。
つまり、近所のセブンイレブンがどこにあるかを
強く認識させる。 また、人によっては仕事場の近くのセブンイレブンを
頭に思い浮かべた方もいるかもしれません。
的外れかもしれませんが、
どんな狙いがあるか、ぜひ、企画した人に聞いてみたいものです。
しかし、そんな中で「あー、もっとこういう風にすればいいのにな」と思うことが一つありました。
歯医者さんでも同じです
それは、せっかくお店に足を運んでもらっているのに「ついで買い」を促していないことです。
中には買う方もいますが、これは「ついで買い」ではありません。
「ついで買い」は、ただ、ぼーとしてても
してもらえるものではありません。
例えば、店員さんがスタンプを押している私たちに
「仮面ライダーの人形がついてくるジュースがありますよ」
とか、
「今、仮面ライダーくじ引きをやっていて
限定のおかしがあたりますよ」とか声をかけてはじめて、
してもらうのが「ついで買い」です。
実は、私と子供2人は天気もよかったので
8件のセブンイレブンを回りました。
その中で、ついで買いを促された店は1件もありませんでした。
うち2件だけ、仮面ライダーの人形付きジュースがあることが
手書きのプレートに書かれ、スタンプの近くに置いてありました。
私はこれだけでもジュース売り場に行きました。
しかし、お目当ての人形のついたジュースがありませんでしたので
買いませんでした。
私なら、11種類ある仮面ライダー人形をすべてつけて、
ジュースを並べておきます。
お菓子やくじ引きも並べます。
4つ集めたスタンプの景品は最後の4件目でもらいますので
あとの3件はほぼ素通りです。
そこで、そうやって並べておいて、上記のように声をかけます。
こうして声をかけらられたら皆さんならどうですか?
私なら思わず、くじを引いてしまうかもしれません。
歯医者さんに行って、これと同じことを思うことがあります。
私たちは残念ながら、ほぼ対面販売ではないので
こうしたやりとりができないのですが、
歯医者さんは対面どころこか、その患者さんの口の中を
よーく分かっています。
ですから、一人一人にあった会話ができます。 歯ブラシなどの道具や口臭予防のガム、アメ、
本などもいいかもしれません。そうしたものを
その患者さんにあわせて紹介してあげればいいのになーと思います。
ただ、飾ってあるだけではだめです。 説明が必要です。
「歯周病に書いた本なんですが、読んでみると
分かりやすくて、ためになりますよ」などと。
意外とそんな情報を患者さんは待っていたりします。