超音波スケーラ P(ペリオ)モード搭載秘話
車に例えますと、
超音波スケーラーが車本体で
超音波チップがタイヤということになります。
タイヤがなければもちろん、車は走りませんし、
走りにこだわる人はタイヤにもこだわります。
純正でいいタイヤがついていればそれでいいですが・・・・・
普通はタイヤがが車本体にあわせて製造されます。
パソコンやテレビゲームのハードとソフトの関係も似ています。
しかし超音波スケーラーのP-MAXなどにつくぺリオモードは違いました。
私たちの超音波チップが
歯科業界の常識をくつがえしました
現在、P-MAXやP-MAXプラスには、
P(ぺリオ)モードが搭載されています。
このモードはできるだけ弱いパワーで
術者や患者さんの負担を極限まで小さく抑え、
縁下でも超音波チップの利点を生かしてもらうために
発明されたものです。
このP(ぺリオ)モード。
開発されるきっかけはある超音波チップが開発されたためでした。
私たちが平成5年に世に送り出したH3という超音波チップ。
これは超音波スケーラー用チップとしては
私たち錦部製作所が世界ではじめて製造販売した
刃がついている超音波チップです。
ちなみにこちらです。
この超音波チップは製品化されるまで
研究開発に7年の月日と2000万円の費用ががかかりました。
このH3こそが、超音波スケーラーにP(ペリオ)モードを
搭載させるきっかけとなった超音波チップです。
いや、きっかけというとちょっと弱いですね。
テレビの再現ドラマ風にします。
設計、開発、研究を繰り返し、うまくいかず
頭を抱える現社長錦部将教。
それでもあきらめずに、また設計し、それをつくり、試してみる
それを何度も何度も繰り返し、7年の歳月がかかり、
やっと出来上がったH3。
喜んで本体のメーカーに飛んでいく錦部将教。
それを見た超音波スケーラー用本体をつくっている
メーカーの人間が、
「すごい、超音波チップだ。そうだ、この超音波チップの機能を生かすために
新しい超音波スケーラー本体をつくろう」
お互いがっちり握手。
分かりづらかったですかね(笑)
ペリオモードで効率よくできる超音波チップが世界一揃っています
話をまとめます。つまり、このH3に合わせた超音波スケーラーをつくろう
ということでできたのがP-MAXやP-MAXプラスの
P(ペリオ)モードということなのです。
ですので、一昨日、紹介したソフトソニックはその代表と言うことになります。
タイヤにあわせて車本体をつくったりすることは
常識ではありえませんが、
H3はその常識を覆した超音波チップ(タイヤ)に
超音波スケーラー(車本体)が合わせた製品です。
おかげさまでこのH3は、
現在では私たちの一番人気の製品です。
他にも私どもには小さなパワーでしかも様々な部位・用途に対して
効率よくスケーリングができる超音波チップが数多く揃っております。
ぜひ、こちらを一度ご覧にただければと思います。
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