歯科器具 超音波チップの手入れ方法
ステンレスは錆びないと思われがちですが
錆びます・・・・・。
一口にステンレスと言いましても
その種類は100種類以上あるといわれています。
その用途でどのステンレスを使うか選択するのですが、
どのステンレスを選ぶかはその歯科器具メーカーの考えによります。
そもそもステンレスが錆びないと思われているのは、
「錆びにくい」と訳さなければいけないところ
「錆びない」と訳してしまったところから勘違いが
始まりました。
キッチンのシンク台などに使われる
30(さんまる)系と言われるステンレスでさえ
手入れが悪ければ錆びます。
一番錆びるのは例えば、
1メートル四方のステンレスタンクがあったとして
そのタンクに水が八分目まではいっていたとすると
その水と酸素の境目が錆びます。
ですから歯科器具超音波チップで言えば
水に浸った布などの上に置きっぱなしで
放置すれば錆びます。
ハンドピースとの接合部分の面や
接合しているねじ部分
注水口までの超音波チップ内は乾燥がしにくく
錆びやすい箇所となります。
錆びさせないためには、治療などで使用後はハンドピースから外し、
滅菌して、エアーブローなどでよく乾燥させ、
やたらと湿度が高い場所(今の時期で言えば加湿器の傍など)
でなければ、ケースなどに入れ
乾いたところに普通においておけばOKです。
錆は、ヒビや折れなどの原因になりますので
超音波チップを長持ちさせるためにも
少し手間をかけてあげてください。
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