患者さんに衝撃を与える超音波チップ
音波とは下の図のように縦波です。

ということは超音波チップの縦に動かなければなりません。
横に動くのは本来の動きではありません。
患者さんに衝撃を与える超音波チップ
私どもが昭和62年に超音波チップの設計開発を始めて
4年が経過した頃、超音波チップの第一号が完成しました。
その超音波チップを視察にフランスからサテレック社の
技術者が来ました。
その時、その技術者は私たちの超音波チップを
ハンドピースに取り付けて発振させました。
しばらくすると彼は首をかしげはじめました。
「あれ、おかしいな」。そんな感じです。
そして徐々に目の色を変え、
何度も何度もあることを確かめはじめました。
なんだと思いますか?
彼は超音波チップの側面を真鍮の板にあてていました。
もう分かったと思います。
そうです。
超音波チップの横の動きを見ているのです。
彼らは知っていたのです。
超音波チップは横に動いてはいけないと。
だが、自分たちはできていなかった。
だから、何度も何度も真鍮の板にあてて確かめたのです。
私たちの超音波チップは横をあてても反応しません。
当然です。そのようにつくったのですから。
彼は心の中でこう呟いていたはずです。
「どうやって超音波チップ横の動きをとめたんだ。
なぜこんなことができるんだ。おかしい。
すごい、奇跡だ」と。(あくまでも想像です)
では、なぜ超音波チップは横に動いてはいけないと思いますか?
答えは二つです。
一つは音の原理に逆らう。つまりその超音波チップのつくりが
よくないことを示すから。
二つ目。これは先生や衛生士さんにとっては
大変重要です。
スケーリングは超音波チップの側面で歯石などにアプローチをします。
その時超音波チップが横に動いていたら
超音波チップの側面が患者さんの歯面にバシバシあたり
衝撃を与えてしまうからです。
患者さんによってはもちろんその衝撃を
痛いと感じる人もいるでしょう。
何人かの先生に聞きますと
この横の動きは使っていてもわかるとのことです。
ぜひ、一度確かめてみてください。
そして、横の動きを感じたら患者さんが
衝撃を我慢しているかもしれません。
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2009年04月07日 コメント&TB(0)
カテゴリ: 超音波スケーラー・チップ
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