歯医者さん、衛生士さんにやさしく 患者さんにやさしい超音波チップづくり

こんにちは。錦部製作所 三代目の錦部実敬です。


今回、HPをリニューアルするのにともない、
ブログを始めることにいたしました。


歯医者さん、衛生士さん、患者さん、
歯や健康に興味のある方ない方など、たくさんの方へ
職人の視点から、そして時には患者にもなりますので患者の立場で、
少しでも役に立つ情報を発信できればと思っております。
よろしくお願いします!!


術者が楽に治療ができ、患者さんにも優しい超音波チップの効果的な使い方


今回は記念すべき、第一回目の投稿ということで、
私どもの製造する製品を紹介がてら、
私どもから直接購入いただいた先生しか知りえない
大変貴重な情報、


「歯医者さんや衛生士さんが楽に治療ができ、


しかも患者さんにも優しい超音波チップの効果的な使い方」


のヒントをお教えいたします。


「ヒントかよ」というつっこみが聞こえてきそうですが、
すべてを教えては、お金を払っていただいた先生方に
怒られてしまいますのでお許しください。(笑)



しかしよく考えていただければ、
答えが見つかるかもしれない重要なヒントです!

そのヒントとは・・・・・・・。


と、その前に「あなたは誰だ」というつっこみの方が
多いかもしれませんね。
自己紹介があまりに短かったので、
私どものことを少し説明いたします。


どん底からのはじまり 


刀鍛冶の技術をベースに
大正10年に祖父が創業し、歯科医療機器の製造販売をはじめて80年。
そして、歯石・歯垢除去のための超音波チップ(サテレック社のP?MAXなどに
純正品として搭載されています)に携わり20年。
今では、超音波チップの製造が95パーセント以上という
世界でも類のない超音波チップ専門(ほぼ)のメーカーです!


当然、機械設備、測定機器なども超音波チップを
製造するためだけのものが揃っております。


しかし、超音波チップの研究・開発は容易ではありませんでした。


私どもの業界でも機械化がすすみ、
価格競争が激化し、業界全体が沈み始めた昭和62年。
とある商社さまより、


「フランスにはこのようなものがあるか

MADE IN JAPANNでつくれないか」

という依頼がありました。


それが超音波チップでした。


2代目当社である私の父は、
刀鍛冶技術を受け継ぐ錦部製作所としても、職人としても、
自分に作れないものは無いと思っていましたので、
「やってみましょう」と承諾し、
それこそ徹底的に取り組みました。


そして世界一の歯科医用超音波チップを作るため、4年の年月をかけて
第一号を完成することができたのです。


試作品の完成後、フランスから同業者が視察(本当は偵察)に来た時、
我々の超音波チップを見て、目の色が変わりました。

(まあ、もともと目の色は違いますが(笑))
          ↑
    (ちなみにこれは父のギャクです。)



私どもが作成した超音波チップには、
フランスではどれだけ頑張っても導入できなかった技術が盛り込まれていたのです。
彼らは何度も何度もその技術を触って確認していました。


文字とおり世界をとった瞬間です。


しかこの4年の歳月をかけて完成させた第1号は、

日の目を見ることがありませんでした。


販売をしようとした際、チップを取り付ける本体のメーカーでもある
フランスのメーカーからの大反対にあったのです。


「この本体には錦部製作所のチップはつけさせない・・・」

しかし、確かな手ごたえをそのとき感じ、
そのまま研究開発を続けました。


そして、それから3年後、開発を始めて7年が経過した平成5年8月に

遂に諸外国のしがらみのない“世界一の錦部製超音波チップ”が完成したのです。


それがこのH3。

h3-2

今では、一番人気の製品になっています。


この時に培った技術力でこれまでに延べ25万本以上のチップを世に送り出し、
現在、2万件以上の歯医者さんで当社の超音波チップを愛用していただいております。


と、これでもものすごく簡単に説明しましたが、こんな感じのメーカーです。



 やっと本題です 

「歯医者さんや衛生士さんが楽に治療ができ、
しかも患者さんにも優しい超音波チップの効果的な使い方」
のヒントです。


超音波チップは・・・・・・



超音波発振しております。


当然ですね。


では、一秒間に何回振幅(往復)しているかご存知でしょうか?


一秒間になんと・・・


数万回


振幅しています。


もう一度言いますが、一秒間に数万回です。


この振幅を利用しない手はありません。


うまい歯医者さんや衛生士さんは特にそうかもしれませんが、
どうしてもハンドで使うインストゥルメントと同じように
超音波チップを使ってしまうようです。


しかし、ハンドのスケーラーやキュレットと超音波スケーラー用チップは
動かし方を変えなければなりません。


ハンドと同じように動かしては、せっかくの数万回の振幅を無駄にしてしまうのです。


超音波チップは超音波チップの特性を生かして使用する。


これが「歯医者さんや衛生士さんが楽に治療ができ、

しかも患者さんにも優しい超音波チップの効果的な使い方」

の第一歩です。


少し偉そうに聞こえたかもしれませんが、
先日、某大学の教授にこういった話を含めまして
超音波チップの特性などをお話ししますと
「なるほど!」と
納得していただいたことが多くありました。


そしてこの三万回の振幅を生かすには・・・・・。

慣れておらずここまで書くのにすでに4時間が経過してしまいました。
次回、必ずこの続きを書きますので、
もし興味がございましたら、お越しいただければと思います。


ちなみにいろんな意味でパワーアップした新HPは近日公開いたします!

追記 ホームページ公開しました!

カテゴリー[歯科医師さん向け, 歯科衛生士さん向け, 超音波スケーラー・チップ, 患者さん向け, あの衛生士さんは知っている超音波チップの効果的な使い方, 売上がアップに貢献!?超音波チップの効果的な使い方]

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