錦部製作所と歯科医院は似ているところが多いですね

私たちは職人です。職人と言うとイメージ的には「手作業」みたいな感じだと思います。いかがでしょうか?


実は、私は歯科医院と錦部製作所はとても似ているところが多いと考えています。


それは「手作業の技術が重要」なのと、手作業だけではなく「機械を扱う技術が必要」なところです。


手と機械。両方を使いこなせなければなりません。


しかも、医院長に限って言えば、私と同じところがもう一つあります。それは・・・・・

 時間が2倍欲しい 

それは経営者と言う側面です。
一職人でもあり、経営者でもある私。
一術者でありながら経営者でもある院長。


術者として自身の研鑽をつまなければならず、そして、経営についても勉強しなくてはいけない。


経営と一言で言ってもその範疇はものすごい広いですね。まさに海のようと言いますか、やることは山のようにあります。


錦部製作所ではいろんな先生からメールを毎日いただきます。
そのメールの中には夜中の3時とか朝の5時とか送信されたメールもあります。


そういうメールをいただくとついつい「お体を大切にされてください」などと返信してしまうのですが、やはり、時にはそうまでしなくてはいけないのが経営者なのだなと深く感じ入ったりもします。


かくゆう私も9時から18時までは自らも製造の中心として動き、その中で後輩の指導や問い合わせの対応などもします。


メールの対応や資料作り、私どもではこうしたブログやメールマガジンで超音波チップの効果的な使用方法やシャープニングに関する技術などを発信していますが、こうした仕事や自身の勉強はやはり朝か夜か週末になります。


ですので先生や衛生士さんからのメールをいただくとそれだけで活力になるのですが、時間帯などを見ると、みんながんばっているんだな、自分もがんばらなければと思います。


また、製品や書いた資料、メールマガジンなどが「勉強になりました」、「いつも楽しく拝見しています」などと言われますとやっぱり嬉しいですね。


人は人の役にたてることが一番励みになると考えています。

先生や衛生士さんもそうではないでしょうか?患者さんのためになっているというのが何よりの喜びではないでしょうか?


だからこそ、診療時間は精一杯治療に専念して、自分の時間をつかって週末などに勉強にいったりするのではないでしょうか?


職人の世界ではうちの親父の時代はまだ「小僧」という制度がありました。


住み込みで働いて、もらえるのはお小遣い程度。それも銭湯にいけばなくなります。
食事はついていますが、本当にそれだけですね。
休みも月に二日しかありません。
こんな感じなら遊ばせておいてくれて、自由に仕事時間に勉強させてもらえますが、今は私も給料をもらいましたし、そうするとそれなりの仕事は、しなければいけませんでした。


先生方も趣味をお持ちだと思います。
趣味、大事ですね。
たまにはリフレッシュも必要です。
ただ、もしかすると仕事で大きな喜びを得ている人は、リフレッシュも短い時間ですむのかもしれないですね。


私はその口なんですが(Mではありません^^)、仕事は苦しいこともあります。努力も必要だし、努力しても報われないこともあります。


だいたい、私は人生って料理と似ているなと思ったりします。
作るのに何時間もかかるのに食べるのは数十分。


子育ても日々大変ですが、子供がにこっと一瞬笑っただけで、また、がんばろうと思える。


そんな一瞬のためにけっこう苦労するのですが、その苦労が楽しかったりします。
筋トレで筋肉に負荷をかえて辛いのに、筋肉がついている喜びを感じるみたいなもんでしょうか^^
それは多分、繰り返しになりますが、誰かの役に立つんだという想いがあるからかなと考えています。


よく思うのが

「努力は必ず報われるわけではない、しかし、努力をしない人に喜びは訪れない。」

とか言いながら気持ちが折れそうになることもままあります。


そんな時に支えてくれるのが家族だったり、一緒に働くスタッフ、そして、先程も書いた先生や衛生士さんからの言葉。
さらに他業種でもがんばっている人たちを見た時ですね。
自分の努力なんてまだまだだと喝をいれて精進しています。


これからも良い製品、良いサービス、良い情報を提供できるようにがんばります!


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