スケーラーの刃の部分を一つ一つ見て行きます。
まず、図1のように横から見ると黒矢印のあたりから刃が付いていますが、
先端まではカーブがきついです。
図1
さらに内側(フェイス)からみますと
先端に向けて弧を描いて細くなっていっていきます。
図2
さらに、さらに図1の黄点線の方から先端を
正面から見ると図3のように三角形になっています。
図3
私たちはグラインダーという機械を使って研ぐのですが、
その際は直線的ではなく、図1と図2そして、図3のそれぞれの
三つの異なる曲線と直線に添って砥石の上で動かします。
これが三次元の動きで
10年かけて習得する技術です。
どんな方法でも
側面をシャープニングする限り、少なからず三次元に動かす職人的に
技術が不可欠となります。
キュレットやスケーラーのフェイス(内側)の図解
実は製造するとき、キュレットやスケーラーは
側面とともに内側(フェイス)からも
刃をつけなければ刃になりません。
ですので、私たちが刃をつける際には
ブレードの側面と内側(フェイス)の両方を研ぐのです。
つまり、刃は側面と内側からのシャープニングでつけているということになります。
ちなみにこれはユニバーサルキュレットです。
この先端を正面から見ますと
こんな感じです。
赤線の部分をご覧ください。
まっすぐなのがお分かり頂けると思います。
ちなみにグレーシーキュレットでも内側なら
こうして倒すだけで平らになります。