やる気あるかのよ!

数週間前、東京デンタルショーのパンフレット見たときに
白水貿易株式会社のブースがあまりに小さくて
思わず、「やる気あのかよ」と突っ込んでいました。

私たちは白水貿易株式会社が取り扱う
フランス・サテレック社のP-MAXなどの
超音波スケーラー用チップを純正品として
製造してすでに20年以上携わっていますが、
歯医者さんに直接、売ることはできません。

ということは、白水貿易株式会社が売ってくれないと
売上が伸びないと言うことです。
デンタルショーなどは先生や衛生士さんに
アピールするチャンスですので、
もっと派手にバンバンやってほしいという気持ちで
「やる気あんのかよ」と思ったわけです。

で、実際に昨日、東京デンタルショーに行ってきました。
すごかったですね。

私たちは二年に一度行われる
ジモトフという産業展に毎回、向学のために
行くのですが、その産業展はビックサイトサイトの
東側西側の会場をすべて使う大イベントです。
それに負けるとも劣らない勢いでした。

特に目を引いたのはシロナさんのブース。
面積も広く、一番端で入口近くでしたが、
ちょっと重めの色調で重厚感のあるかなり手の込んだ感じの
つくりで金かけてるなーと印象を持ちました。

ヨシダさん、松風さんも日本デンタルショーよりは
小規模でしたが、力を入れている感じです。
長田電機さんやナカニシさんもそうですね。

各ブースを回って、最後に白水貿易株式会社のブースに行きました。
実際に見て・・・・・
小さかったですね。
「あらー」と社長と二人で顔を見合わせました。

ただ、人は多いのですよね。
一重二重に輪ができていて、
後ろの人が覗き込むように展示品を見ています。
特に超音波チップのところに人が多く、
説明している女性の話に先生らしき人が
熱心に耳を傾けている姿が印象的でした。

ここでふと思いついたことがあります。
規模の大小はあるのでしょうが、
デンタルショーは日本はもちろん世界各地で行われます。

そのたびに華美な装飾をして、コンパニオンを使い、
派手にやっていたら、その費用は誰が支払うでしょうか?

もちろん直接的にはそのブースのあるじが支払いますが、
その支払ったお金はどこかで回収しなければなりません。
つまりお客さんに負担を求めるわけです。

こういう図式が一番分かりやすいのが「家」です。
どんどんテレビCMや新聞広告などなどをうち、住宅展示場をあちこちに建てる。
CMや展示場の費用はもちろん、実際の建設費にのります。

宣伝をしないメーカーと宣伝をバンバンするメーカーでは
同じ大きさの家を建てるとしたら、
どちらがいい家が建つかは少し考えれば分かります。

基礎が違い、木が違い、柱が違い、梁が違い、
大工の技術、いや技術があっても
速さを求められ、賃金が安ければその技術も使えない。
断熱材も床材もドアひとつ、窓ひとつ、
全てが違うでしょう。

歯科業界でも同じですね。
派手にやっているところの特徴は高額の商品を
押していました。お金をかけるのですから
それなりに回収できる商品を並べなければなりません。
超音波チップをう売っていたのでは
採算が合わないわけです。

今回、白水貿易株式会社は小さなブースでがんばっていましたが、
あれはあれで正解だと最後は合点がいきました。

しかも超音波チップのよく売り込んでくれていましたね(笑)。
しばらく後ろで説明を聞いていましたが、
ちゃんとできていました。

歯周病用の超音波チップが一番豊富なのは
白水貿易です。
しかも私たち錦部製作所が90年の技術で
素材から完成まで手がけています。
こんな超音波チップを扱っているのは白水貿易株式会社だけです。

これから超音波スケーラーを探している先生は
ぜひ、実際の治療で患者さんに直接ふれる超音波チップの
ことまで考えて選んでください。