諸外国の歯科器具から日本、そして日本人を守る

今度の衆議院選挙、ひそかに期待していました。

もし、政権が代われば、国を動かす官僚も変わるのではないか、と。

でも、そうでもないらしいですね。

 異例の人事、始まる 

私たち、医療業界には薬事法と言う法律があり、

その法に則った製品を作らなければなりません。

しかし、この法律。

非常に広い範囲を網羅しようとしています。

医薬品と医療機器が一緒の法律の中に入っているのが、

その最たるものです。

しかも医療機器もレントゲンやMRIから私たちの歯科器具まで

多岐にわたります。

クラス分類はされていますが、

細かな設定が足りなく、私たちの超音波スケーラー用チップは

実際は、クラス?という一番、何かあればとても命に危険がある

というクラスと同じ書類を要求される部分もあります。

しかもこの書類は、審査する人が素人なため、

その素人の人が何かの基準を作るために提出しているよなものです。

どの業界でもそうですかね(苦笑)。

現在、新しい超音波チップをだそうと思うと

承認の申請に70万円が必要です。

期間は、1年以上。

金額はこれまで7万円でしたので、約10倍、

期間は3か月程度でしたので、4倍になりました。

これでは、技術があって、製造できる能力があっても

商品を容易にだせません。

民主党が政権をとれば、こういう状況が少しでも改善されるのではないか

と思っていたのですが、

現在、民主党が政権をとったときのために

霞が関では、異例の人事が進んでいるようです。

 諸外国の高価な超音波スケーラー用チップは
         患者さんに”痛み”として還元されます 

私たちには今、先生方の切実な思いが寄せられます。

超音波チップやエアーチップが高くて、

なかなかとっかえられない。

高いといわれる製品は外国製です。

私どものつくる製品は、品質は諸外国よりもよく、価格も安い。

しかし、現在、ハンドの歯科器具はほとんんどが海外製品になりました。

超音波スケーラー用チップも私たちがいなければ、

海外製品に圧倒されるでしょう。

現在、P-MAXなどをお使いの2万件以上

約3分の1の歯科医院で私どもの超音波チップをお使いですが、

私どもがいなくなれば、

どこの超音波チップを使うことになるでしょうか?

スイス製ですか? フランス製ですか ?ドイツ製ですか?

どれも私たちの超音波チップを使った後には、

明らかな違いに驚くはずです。

そして価格にも驚くことになるでしょう。

チップ1本が1万円以上もするのが当然です。

その高い超音波チップのお金はどこに

還元されますか?

患者さんに還元されるのです。

しかもお金としてではないんですよ。

なかなか変えたくても変えられない。

つまり摩耗した超音波チップでスケーリングをされる、

そうです。患者さんの痛みとして還元されるのです。

結果、どうなるでしょうか?

歯医者さんは痛いところ、怖いところとして

イメージを覆すことができす、

全身の健康を守る歯の治療や予防がおそろかにされる。

飛躍しすぎだと思いますか?

歯医者さんならそうは思わないはずです。

モノづくりは、日本を支える重要なファクターです。

日本人が日本人の健康を守れるように

法律を作る人、その法律を運用させる人、運用する人、

モノづくり日本のためにぜひ私たち職人が

いい製品を世に送り出せるような世の中にしてください。

結果、海外からの輸入をこれまでより防げますから

内需の拡大や雇用にもつながります。