昨日、心待ちにしていたカリスマ歯科衛生士・田島菜穂子さんの
講習会に行ってきました。
私にとって、すごく衝撃的な内容でした。
たぶん、昨日一緒に講習をきいた衛生士さんもまた
同じように感じたと思います。
私が昨日の講習で印象に残った一つの言葉。
なぜ、歯石を取るのかわかりますか?
みなさんは分かりますか?
私は分かっているつもりでした。
一応、歯科業界にいますし、まさに歯石除去の歯科器具を
つくっているのですから・・・・・
しかし、認識が甘かった。そうです。
間違ってはいなかったのですが、甘かったのです。
そして、これもまた一緒に聞いた約40名の衛生士さんたちも
同じように感じていたようです。
患者さんへのブラッシング指導まで変わります
冒頭にあえて”カリスマ”と書かせていただきました。
実際に田島さんにお会いして、話をさせていただくと
とてもオーラを感じました。
それは笑顔をたやさず、にこにこ話されるのに
さすがに1本筋が通っていて、歯科衛生士という職業に
誇りを持ち、そして真摯にとてもまっすぐに歯科業界のことを
考えていると感じたからかもしれません。
そして、こういうことを書くのは失礼かもしれませんが
とてもきれいな方でした。
もともとのお顔立ちに内面の美しさがプラスされている印象です。
お話ができたのは講習の始まる前の20分。昼食の50分。
講習後の30分くらいでしょうか。
もっと話をしていたいと素直に思いました。
また、近々お会いしましょうということになりましたが、
早く、それが実現すればいいなーとすでに心待ちにしています(笑)。
さて、講習の内容は、簡単に書きますと、
午前中は病因論とその病因論の知識を実際の現場でどう使うか。
午後は超音波スケーラーの知識と実際にどう活用するか
という内容でした。
午前中の病因論は私にとりましては
脳みそをフル稼働してもついていくのがやっとという内容でした。
その中で印象的だったのが
なぜ、歯石を取るのかわかりますか?
この一言です。
歯石はバクテリアが死んだあとに硬くなり、
それが塊となってできたのものなので歯石自体は
悪さをしないが、その表面がざらざらしてるために
そこにプラーク、病原菌がつきやすい、
またはその下にあるプラークが取りやすいから
歯石除去をする必要がある、と私は考えておりました。
しかし、これでは認識が甘かった。
答えは講習の内容にかかわりますのでここでは書けませんが、
この病因論を知っていて、何が大切なのかを理解しているのと
いないのとでは、患者さんへの対応がまるで
違ってくると容易に想像ができました。
これはブラッシングをなぜ、するのか
という衛生士さんの大きな仕事の一つである
歯磨きの指導にも大きなかかわりがあります。
「歯磨きをする本当の理由。これを患者さんに伝えるだけで
信頼感がまします」といった田島さんの一言もまた
患者の一人として大きく頷くものでしたし
「この一言で患者さんのブラッシングの仕方が変わります」
というある言葉も納得です。
ここでは、こうしてヒントしか書けませんが、
すべて病因論が裏付けになっているお話です。
興味のある方は、次回の講習に参加されてみてください。
こちらで講習の日時などが確認できます。