シャープニングスト―ンを使ったシャープニングの重要な話し

シャープニングストーンを使ったシャープニングを
しているなら、今すぐ別の方法に変えることを
お勧めします。
理由は4つです。

1 刃を壊す(形態がこわれる)

2 シャープニングされる器具の消耗が早い

3 人によって仕上がりが変わる
  (同じ人でもその日によって仕上がりが変わる)

4 ちゃんとシャープニングできているのか不安になる

大きく分けるとこんな感じになります。
心当たりが一つでもありますか?

ではシャープニングストーンを使ってのシャープニングで
何故、こういうことが起こるのでしょうか?

理由は3つありますが、
今日はそのうちの一つをお話しします。

 ゴルフのドライバーとパターの違いです 

あなたはゴルフをやりますか?
私はやりませんが、何度か打ちっぱなしには
行ったことがあります。

野球をやっていた時の癖なのか
どうしてもボールが右に行ってしまいます。
単にセンスがないだけかもしれませんが
思い通りの所に打てません。

同じような経験のある人もいるのではないでしょうか?
ちょろしたり、右や左に曲げたり、
フェアウエーの真ん中にいつでもいかない。

しかし、私はパターゴルフなら
そこそこ思い通りにいきます。

はあ?と思いました。

当たり前ですよね。

それでは、何でドライバーはパターより狙い通りに
いかないのでしょうか???

   ↓ ↓ ↓

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それはドライバーの方がクラブ(腕)を
大きく動かし、さらに力を入れるからです。

シャープニングストーンのシャープニングでも
同じです。
大きくシャープニングストーンを動かします。

えっ?あれは大きく動かしているの?
と思ったあなた。
そうなんです。あれでは大きく動かし過ぎなのです。

私たち職人が実際に製造しているときでも
1センチか2センチ程度しか動かしません。

5センチも10センチも動かしてはきちんと
狙い通りのところにシャープニングストーンは
あたりません。

すると刃を壊し、なかなか切れ味が戻らないので
何度も削り、キュレットやスケーラーの消耗が早くなるのです。

そして、仕上がりが人により、また、同じ人でも
日によって出来がかわる。こんなことが続くと
不安になったりシャープニングすることが自体が
苦痛になったりします。

まさにゴルフのドライバーそのものですね。
これをパターのようなシャープニング方法に変える必要が
あります。