スケーリングの極意

スケーリングには2つの方法があります。
ハンドのキュレットやスケーラーやキュレットを使ったスケーリングと
超音波スケーラー用チップを使ったスケーリングです。

この2つの方法ではハンドと超音波の違いがありますので
当然、スケーリングのやり方が変わっきます。

また、ハンドと超音波チップのスケーリングでは
本当は変えてはいけないのに、
反対に変えてしまいがちな使い方もあります。

今日は少しだけその説明をします。

 ハンドと超音波チップで変えてはいけない使い方 

これは普段の使い方を思い出していただければ
おのずと分かってきます。

ハンドのスケーラーヤキュレットはどの部分を使ってスケーリングをしますか?

そうです。刃の付いた側面を使います。
こちらは即答かと思います。

では、超音波スケーラー用チップを使ったスケーリングではどうですか?
ちゃんと考えてみてください。

あなたは側面以外を使ってませんか?
例えば、超音波チップの背中の部分とか。

なぜ、ハンドのスケーリングでは器具の側面を使うのに
超音波チップでは側面以外を使うのでしょうか?

「だって、超音波スケーラーでは、歯石を叩いて落とすんでしょ」

もし、こんな風に思い浮かんだのなら要注意です。
歯石を叩いて除去する、これは大間違いです。

どこからか間違った情報があるのか
なぜか、こう考えている先生や衛生士さんが多いのですが

歯石を叩く = 歯面を叩く = 患者さんが衝撃(痛み)を感じる

こうなります。

叩いて歯石を落とすといおう考えをお持ちなら
この瞬間から捨ててください。

 ハンドと超音波チップで変えなかければいけない使い方 

こちらはヒントだけ書いておきます。

先生や衛生士さんがブラッシングの指導をするとき、
音波などを使った歯ブラシと普通の歯ブラシでは
指導の仕方が異なる部分がありませんか?

ハンドの器具と超音波スケーラー用チップを使った
スケーリングとでも同じように変えなければいけない部分があります。

ぜひ、考えてみてください。