自らも被災した歯科医師が避難所で活動しています

地震が起きて10日が過ぎました。
また、その後も各地で震度5以上の地震が起こっています。

被災された方へ本当に、心よりお見舞いを申し上げます。
そして、亡くなられてしまった方に、そして、そのご家族に精一杯の気持ちを込めてお悔やみを申し上げます。

地震のあと、テレビ、ラジオ、インターネットで地震に関する情報をチェックするのが一つの仕事となりました。
歯科医師や歯科業界の動きはなかなか伝わってきませんが、確実に活動をしています。

私が知りえた情報をお伝えしたいと思います。

 歯科業界の活動 

まず、今日のヤフーニュースでとりあげられた、時事通信社のニュースです。
自らも被災した歯科医師が夫婦二人三脚で、提供を受けた往診車で活動しています。

→http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110321-00000055-jij-soci 被災の歯科医、避難所で活動

また、日本歯科新聞さんによれば、12日の早朝から岩手県歯科医師会が歯科医師を8チームに分かて、被害の大きかった宮古、陸前高田方面に派遣、作業を開始しているそうです。

また、日本歯科医師会には警視庁らから身元確認などのために21人の派遣要請があり、15人を確保しており、派遣に手を挙げている歯科医師は数十人いるとのこと。

今後、遺体が増えればさらに派遣要請が増えることも示唆しています。

反面、単独で被災地にいくことは、2次災害の可能性もあるので冷静な対応を日本歯科医師会が呼びかけています。

日本歯科医師会のHPでは今回の地震に関しての情報を特別ページで発信しております。

→日本歯科歯科会HP

 被災地で足りないもの 

ニュースを見たり、今朝、ラジオを聞いた被災地で足りない歯科関係と言いますと、歯ブラシと歯磨き粉です。

すでにジーシーさんが、歯ブラシ1万2千本、りステリン9梱包・紙コップ18梱包などを携え現地にはいったようですが、上記のようなニュースが流れています。

阪神大震災のときは、歯ブラシがあつまり過ぎたというようなこともあるそうですが、昨日のニュースでは、お茶で歯ブラシをしていました。

 錦部製作所もできることを・・・ 

すでに関東以北と長野県、静岡県の各都道県歯科医師会さんには手紙をだしましたが、私どもでは被災した歯科医院に対し、次のようなことでお手伝いできればと考えています。
以下はお送りした手紙の一部です。

今回の地震で落ちてしまったり、ぶつかるなどして、曲がってしまった、変形してしまったなどの超音波チップやキュレット、スケーラーなどを【無料】で修正いたします。
何本でも構いまません。

どうぞ下記の注意点をご覧いただいて、曲がってしまった製品などありましたら弊社までお送りください。

注意点

1 恐縮ですが、弊社までの送料と弊社から医院までの送料をご負担下さい。
  また、多数のお申し込みが予想されます。混乱を防ぐためにも、普通郵便やメール便ではなく、宅配便など必ず、配送状況が分かる手段でお送りください。
  私どもからはクロネコヤマトの宅急便でお送りいたします。

2 お申し込みが多い場合、お時間を2週間程度頂く場合もあります。休日返上で作業する気持ちでおりますが、何卒ご了承ください。

3 今回は他社製品もお引き受けします。なるべくカタログ等を見て、原形に近い形状に戻しますが多少の狂いはご容赦ください。

4 あまりに曲がってしまっていて、修正が困難な場合は、そのまま返送する場合があります。

5 滅菌器が使えないという状況の場合をのぞき、必ず滅菌していただき、滅菌パックに入れたまま未開封にてお送りください。

6 対象は今回の地震で変形してしまったものです。それ以外はご遠慮ください

今回、東京でも震度5を観測し、もっと大きな被害にあわれたかたからしますと小さなことですが、計画停電や福島の原子力発電の件など、大きな地震であったということは実感しております。
ぜひ、少しでも助けになればと思っております。

このブログを読めない方もいると思います。
ぜひ、ご友人などで被害に遭われた方がいらっしゃいましたら、こんなことを錦部製作所がやっていると教えてあげてください。