超音波スケーラーチップの当て方1
「チップの先端から2mmを当てると効率よくスケーリングができます」
という記述を目にすることはありませんか?
そして、「これって難しくない?だって歯って湾曲してるもん」 って思ったことありませんか?
チップの先端2ミリを当てるためには
まずはなぜ、「先端から2ミリなのか?」ですが、これは超音波スケーラーチップの先端から2ミリくらいまでがよく振幅しているからです。
これを踏まえてちょっと言い方を変えるとよくわかると思うんです。
「チップの先端から2mm」という言い方ではなく、
「チップ先端から2ミリまでのどこかに当てると効率よくスケーリングができます」
いかがでしょうか?
先端から2ミリという表現が微妙で、
先端から1ミリの部分、もっと言えば0.5ミリの部分がなんなら点で当たっていればその当たっている部分は効率よくスケーリングができます。
ただ、やはり先端に近ければ近いほど超音波スケーラーチップはよく動いています。
そして、点ではなくなるべく線で当てるためにはどうするかと言いますと
少しで横から見て湾曲しているチップを選ぶといいです。
これを歯側へ少し傾けて歯面への当てるとチップのカーブが歯の湾曲にフィットするようになります。
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