喜びと辛さは表裏一体。しかも・・・

10月1日から18日にかけて、
全国の成人男女5000人を対象に個別面接方式で実施した
内閣府の調べでは、
子供を持つ必要はないと答えた人が
42.8パーセントもありました。
内閣府では生きるということが多様化してきていると
言っています。

「多様化」。
こんな一言で片づけていいんでしょうか?

私は高校生まで野球をしていました。
休みはお盆と暮れの数日です。
そんなとき、ふと思ったことがあります。
人生はほとんどつらいことなんだな。
俺は前世で何か悪いことをしたかな。と
まあ、野球が好きでそういう高校を選んだのですが
こんなことを思いました。

楽しいことの裏には苦しいことがついてきます。
その楽しさが大きくなればなるほど
苦しさも大きくなります。

趣味で野球をしたとします。
打てても打てなくても
ただ、参加しているだけでも楽しい。

でも、そのために休みなのに家でゆっくりすればいいものを
わざわざ行くのです。
わざわざ行くから楽しい野球が出来るのです。

しかし参加するだけではだんだんつまらなくなる。
ヒットが打ちたい。
そのためには素振りをします。日曜日の試合のために
週三日も素振りをします。

やっとヒット1本打てました。
とても嬉しい。

しかし、今度はホームランを打ちたくなった。
今度は毎日、素振りをして
バッティングセンターにも行きました。
それを1ヶ月繰り返して
やっと1本ホームランを打てました。
そのとき、思わずガッツポーズをしました。
すごく嬉しい。

しかしこの喜びをもっと味わいたい
一か月に一回ではなくもっとホームランを打ちたい。

そのために今度は腕立て伏せや腹筋、背筋もします・・・・・・・・・・・。

喜びや楽しみが大きくなればなるほど
そこには過酷な努力が必要になります。
その努力すら楽しくなるかもしれませんが、そうなると
ほとんどMですね(笑)。

子育てはこういう努力とは若干違います。
自分でスケジュールが組めませんから。
自分の時間もなくなりますので
好きなテレビや趣味もできなくなったりします。

こんな大きな苦痛ですが
その分野球では得られない幸せを
子供はくれます。

これは真剣に子供に向き合えば向き合うほど
多きくなると思います。

楽しさと苦しさは表裏一体。
しかも
たいがいの場合、一瞬の喜びのために苦労のほうが長い。
人生とはそういうものです。