2009年1月から3月の歯科医院の倒産件数が
6件もありました。
これはほぼ年間の歯科医院の倒産件数に匹敵する数です。
逃げて行く患者さんたち
結局、2009年は15件、同じく2012年も15件が1年間に倒産しました。
これは廃業ではなく、倒産した件数です。
現在、私ども、錦部製作所では、
超音波スケーラー用チップの一か月無料お試しキャンペーン
をしています。
そのキャンペーン資料をお読みになった先生から
お電話をいただきました。
その先生は、私どもの資料を読んで、
「超音波チップについて知らないことも書いてあったし、
経営的に見ても納得するところがたくさんありました。特にスケーリングでは
他の歯科医院から移ってこられる方のほとんどは、
前の医院は歯石を取るのが痛かったと言うのです。前は虫歯なんかで歯を削って痛いと言われていましたが、今は、
スケーリングで痛いと患者さんがわかります。ですから錦部さんの言うとおりやさしいスケーリングが必要だと思います。」
ということで当社の超音波チップもご購入頂きました。(感謝!)
患者さんがこなくなる理由
ここで大事なのは、
他の医院から移ってくる患者さんが、
前の医院は
歯石を取るのが
痛かった
というところです。
いろいろと医院を移る理由はありますが、患者さんは、
「痛い」には敏感です。
そして患者さんは、他の医院と比べています。
一度逃げた患者さんはもう戻ってきません。
さらに、患者さんは一度気に入るとなかなか歯医者さんを変えません。
しかも、「痛いから別の病院に変えるね」
などと断ってから去る人はいません。
静ーかに去っていきます。
これが患者さんが集まる歯科医院には患者さんが集まり、
患者さんがこなくなる医院にはこなくなる、
増患と減患の基本的な構造です。
ちなみに倒産件数は先ほど記載したとおりですが、
廃業は毎年1200件程度あり、
逆に開業は2500件程度あります。
患者さんの痛みを考えず、
早さだけを追求するようなスケーリングをしている歯医者さんは、
現在通ってくれている患者さんが、
患者さんのことを考えて施術する歯医者さんに出会わないこと
を祈るしかありません。
ぜひ、やさしいスケーリングを心がけてみてください。
倒産するような事は無いはずです。
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