超音波チップの注水口はここに開いていなければなりません

超音波チップを使用してのスケーリングなどは
注水をしながら行います。
では、なぜ、注水が必要なのか分かりになりますか?

ちょっと考えてみてください。
答えは4つあります。

 患者さんの患部が熱くなる!

では回答ですが、長くなりますので
一つだけ代表的な回答を書いておきます。

なぜ注水が必要かというと、一つは、
超音波チップの冷却のためです。
超音波チップは一秒間に数万回も動きますので
熱を発します。
その熱を冷やさないと患者さんの患部が熱くなってしまします。

では、超音波チップを冷却するために必要なことは何でしょうか?

これもまた、重要なことです。
少し、考えてみてください。

 超音波チップの先端に
どんな状況でも届かなければなりません

注水の役割を果たすための重要なのは、

どのような状況でも先端に水や薬液が届くことです

しかし、先端に水などが届かない超音波チップも
存在します。
その理由の一つが注水口の開いている位置です。

下記の写真の矢印の位置にあいていたら要注意です。
tyu11

この位置に開いていると、水が製品に添って
先端までいくのではなく、下記写真のように
先端まで飛んでいきます。

tyu2

この距離を、飛ばして、先端に水が当たるためには
相当な精度で真ん中にあいていなければなりませんので
左右にそれる可能性が高いですね。

この位置に注水口があいている超音波チップを
お持ちでしたら、一度、超音波チップの先端に
水が当たるか、確認することをお勧めします。

もし、先端に水が当たったら、かなり運が良かったと思ってください^^

また、先端に水が当たったとしても、
実際に治療をする際には、注水口と先端の間に歯などの
障害物が入る時もあると思います。

そんなときは、その障害物で水がさえぎられるため
先端に水が届かず、発熱をしています。

ちなみ弊社の超音波チップの注水口は
この形状の超音波チップでしたら、

tyu3

と、この位置にありますので、
製品を伝わるように、先端まで行きますので、
間に障害物があろうが、ポケットに先端が進入してようが
超音波チップの先端まで水が届きます。

私どものように製品の中間ではなく、
根本に注水口がある超音波チップは
海外の安い製品だけではなく、国産として売られているものや
大手の純正品にもありますので
ご注意ください。