前回の「人を育てるということは待つこと」という記事にコメントをいただきましたが、
開業している先生や共に働く衛生士さんやスタッフさんにとって
とても大切な問題ですので、
こちらで返信をさせてもらえればと思います。
HN、ぶーすけさんからのコメントです。
ぶーすけさん。もし、こちらでのご返信が困るということが
ありましたらおっしゃって下さい。すぐに削除いたします。
育てるために待つ、その前にすることがあります
コメントは前回の記事のコメント欄にありますが
こちらにも載せておきます。
私も 自分のやっていることはまだまだ未熟だな。。。って思うことは
いろいろな場面でやまのようにあります。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。ただ、今職場でちょっと困った未経験のパートの40代のひとがいるのですが・・・
実は助手業務ですら ちょっとかじったほどの仕事ぶりなのですが
本人は満足しているみたいで 向上心がありません。やってほしいことを周りのみんなも優しく言っていたのですが
言い訳ばかりで そのうちみんなもだんだん言わなくなり
、ドクターも本人が気付くのを待ってる状態で。かれこれ1年。
私自身もその人と働くと疲れてきました。
周りの負担が大きくなってしまっています。待つことにしているのですが 待つって疲れてきました・・・
すみません・・・悩み相談みたいになっちゃいましたね。
ということなのです。
私は人生経験も多くはありませんので
悩みにお答えするなどというおこがましい気持ちは
持てないのですが、少しだけ経験を話します。
実は、前回、そこまで書くことはないかなと思い、
書きませんでしたが、
「育てるために待つ」
これを実践するためにはある重要な条件があると思っています。
それは、待てば、育つ人かどうか見極めることです。
しかも、これは入社してから見極めていては
今のぶーすけさんの職場のように
周りのスタッフが肉体だけではなく、精神的にいらいらしたりして
どっと疲れ、医院全体の雰囲気が悪くなります。
それは患者さんに伝わるかもしれません。
見極めるのはできる限り採用活動でするべきです。
錦部製作所は基本的に家族が中心です。
ですので、余計に仕事に対する真剣度が高いです。
その意識の高さに普通のパートさんの気持ちでは
ついてこれないのですが、これまでは偶然、
私たちと同じ気持ちで働いてくれるパートさんが
来ていてくれていたのですね。
ですので、採用方法も別段、考えたこともありませんでした。
しかし、新たに職員を採用しようとしたときに
「どんなことを聞こうかな」と思ったのがきっかけで
「あれ、この質問をして何がわかるのだろう」となり、
そもそも私たちは一回の採用で一人しか採用しませんので
失敗したら大変だなという気持ちが大きくなりました。
いろいろ人に聞いたり調べていくうちに
実際は誰でも私たちの意識に賛同してくれるわかではない。
だったら賛同してくれる人を採用するべきだと
いうことに気がつきました。
スタッフの教育方法という講習や本などもあり、
もちろんそれは重要なのですが、
それ以上に重要というか前提が採用だとうことにも気がつきました。
錦部製作所では現在、一年未満の勤務の職員がパートさんを含め、
数名います。
この人たちはある採用方法で採用にまで
至った人たちです。
大変、意識が高く。仕事や製品に対する想いを
強く持っています。
意識が高い人たちばかりで働くと
変なストレスもなく、逆にお互いの相乗効果で
仕事がスムーズになり、工場全体の雰囲気も良く、
生産効率も上がり、いい製品作りにも当然つながります。
これが私の実感です。
できればこの先は先生が、採用活動の方法を考えてみてくれるといいいのですが・・・・。
それと私も経営者の一人ですが
経営者としては一度雇った人は
できるだけ退職させたりしたくありません。
それは人情的な部分もありますし、
何より採用したのは自分たちだから、
責任は自分たちにあるのです。
だから何とかしてあげたいと思います。
ただ、現在いる人たちとの人間関係まで
おかしくなるのだとしたら、考えなくては
いけないかもしれません。